Windowsパソコンを起動した際に、「ディスクのエラーを確認しています」という表示が出たことはないでしょうか。通常はすぐに終わる問題のないエラー表示ですが、長時間確認が終わらない場合は、データが消えてしまう恐れがあるため、対処方法に注意する必要があります。
この記事では、「ディスクのエラーを確認しています」が終わらない原因と、データを守るための正しい対処法をご紹介します。

1 「ディスクのエラーを確認しています」と表示される原因
「ディスクのエラーを確認しています」というエラーメッセージは、ストレージに何らかの問題がある時に表示されるものです。
具体的には、次のような原因がある時に表示される可能性があります。
1-1 システムファイルの破損
システムファイルとは、パソコンに保存されているデータを読み書きしたり、OSを起動したりする時に必要になる基本的なファイル群です。
このシステムファイルが何らかの原因で破損すると、パソコンは正常に起動しなくなります。
通常はWindowsの自動修復によって問題が解決するのですが、破損が重度だと自動で修復することができず、エラー表示が長時間続く可能性があります。
1-2 ストレージの劣化
SSDやHDDといったストレージの劣化・破損が原因の場合もあります。これは、システムファイルがストレージの破損した場所に保存されていた場合、読み出しができないためです。
特に、ストレージが物理的に故障している場合は、データを完全に失う可能性があります。
2 「ディスクのエラーを確認しています」が終わらない時にやってはいけないこと
「ディスクのエラーを確認しています」という表示が長時間続いて、パソコンを使えなくなることもあるでしょう。そのような際に、「時間がもったいないから」といって次のような行為に走るのは控えることをおすすめします。
2-1 エラーチェックを長時間続ける
パソコンの性能やストレージの状況にも左右されますが、ディスクのエラーの確認は、通常であれば10分~1時間ほどで終了するものです。
そのため、一定時間操作を控えて様子を見るのが基本的な対処法になります。
ただし、エラーチェックが何時間も続くようであれば内部に何らかの深刻なトラブルが発生している可能性が高いです。長時間エラーチェックを続けた結果、データを完全に失ってしまう恐れがあるため、むやみに操作を試みたり、修復を続けたりするのは控えてください。
2-2 強制終了や再起動を繰り返す
強制終了は、機器に高い負荷がかかって状態が悪化する可能性があります。パソコンの再起動も、新しいデータが読み書きされることで重要なデータが消えてしまうかもしれません。
基本的に、強制終了は他に手の打ちようがない場合の手段にすることをおすすめします。
重要なデータが保存されているパソコンでエラーチェックが長時間終わらない時は、データ復旧の専門業者に一度相談してみるのもおすすめです。
3 「ディスクのエラーを確認しています」の対処方法
どうしても「ディスクのエラーを確認しています」にすぐ対処する必要がある場合は、次の方法を試すことで、問題が解決する可能性があります。
ただし、以下の方法を試した結果、状況が悪化してデータを完全に取り戻せなくなる恐れもあります。
以下の方法を実施するかどうかは、データを失っても問題ないかなどを考慮し、慎重に検討してください。
3-1 パソコンを放電する
パソコン内部に静電気がたまると、誤作動を起こしてエラーメッセージが表示されることもあります。パソコンの電源を落としたら、ACアダプターやコンセント、周辺機器などを全て外した状態で放置して、内部にたまった静電気を放電してみましょう。
ただし、放電後も同じ画面に戻ってしまう場合は、無理せずそれ以上の操作を控えることをおすすめします。
3-2 スタートアップ修復を行う
システムファイルの破損が原因の場合は、スタートアップ修復を実施することで問題が解決する場合もあります。
ただし、スタートアップ修復の実施には事前にUSBメディア(回復ドライブ)の作成が必要です。
【スタートアップ修復のやり方】
1.回復ドライブをパソコンに接続して電源を入れる
2.「BIOS(UEFI)を開き、回復ドライブからパソコンを起動できるように設定を変更する
3.「キーボード レイアウトの選択」→「Microsoft IME」の順に選択する
4.「オプションの選択」→「トラブルシューティング」の順に選択する
5.「詳細オプション」が表示されるので、「スタートアップ修復」→「Windows 10/11」を選択する
BIOS(UEFI)の開き方はメーカーやマザーボードによって異なるので、事前にメーカーサイトなどで調べておきましょう。
スタートアップ修復も長時間終わらない場合は故障している可能性が高いです。すぐにパソコンを強制終了して、その後の操作は控えることをおすすめします。
4 エラー発生時は自己判断を避けて専門業者に相談を
パソコンで何らかのトラブルが起きた際に、焦って操作を行うと状況がかえって悪化することがあります。特に、「ディスクのエラーを確認しています」が長時間終わらないケースでは、内部で深刻な故障が発生している可能性が捨てきれません。
「自力で何とかしてみよう」と下手に操作を行った結果、復旧できたはずのデータが完全に失われてしまうことも考えられます。
重要なデータが中に保存されていて、少しでも不安がある時は、データ復旧の専門業者に相談することをおすすめします。



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