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パソコンがぬれた時はどうするのが正解?
データを守るための対処法

PCトラブル・基礎知識
更新:2024.12.12
パソコンがぬれた時はどうするのが正解?<br>データを守るための対処法

パソコンをはじめ、精密機器は水に弱いです。しかし、作業中にパソコンに水をこぼしてしまうこともあるでしょう。ノートパソコンや外付けHDDといった機器に水をこぼしてしまうと、本体が故障する可能性があります。
万が一水をこぼしたり、水没させたりした時は、どのように対処すれば良いのでしょうか。
ここでは、パソコンがぬれてしまった時の対処法についてご紹介します。

目次– 読みたい項目からご覧いただけます。

1 パソコンに水をこぼした時の対処方法

テーブルに水をこぼしたり、服をぬらしたりした時、多くの方は布巾で水気を拭き取るか、乾かすか合は布巾で水気を拭き取るはずです。
では、パソコンが水浸しになってしまった時は、どのように対処すれば良いのでしょうか。
パソコンに水をこぼした時は、次の対処を行いましょう。

1-1 すぐに電源を切る

パソコンが水でぬれてしまった時は、すぐに電源を落としましょう。電源を落とすことで、内部の部品の損傷を防げる可能性が上がります。
パソコンを正常に操作できる状態であれば、シャットダウンを行ってください。キーボードが反応しない、マウスが動かないなどの不具合が見られる時は、電源ボタンを長押しして強制終了しましょう。

1-2 周辺機器を取り外す

周辺機器がぬれていると、パソコンの不具合につながる恐れがあります。電源を切ったら、電源ケーブルだけでなく、マウスや外付けストレージといった周辺機器も全て取り外しましょう。
バッテリーを取り外せるモデルのノートパソコンは、バッテリーも取り外してください。

1-3 表面を軽く拭く

周辺機器を全て取り外したら、表面の水分や汚れを軽く拭き取ります。破損につながる恐れがあるため、ゴシゴシと力強くこするのは厳禁です。

机の上がぬれている時は、別の場所に移動して作業を行ってください。

1-4 タオルの上に裏返しておく

ノートパソコンが水没した時は、本体をひっくり返してタオルの上に置きましょう。パソコンを上下逆にすることで、内部のパーツまで水が浸透するリスクを下げられます。

万が一基板までぬれてしまうと、パソコンがショートする恐れがあります。すぐに対処することが重要です。

1-5 バックアップを取る(電源がつく場合)

ぬれたパソコンが正常に起動したとしても、時間が経ってから故障する恐れがあります。問題なく電源がつく場合は、バックアップを取ることもポイントです。

水没以外の理由で故障して、データが読み取れなくなることも考えられます。日頃から、定期的にバックアップを取っておくことが大切です。

1-6 水以外のものをこぼした時はすぐに修理を依頼しよう

水ではなく、ジュースやコーヒーなどをパソコンにこぼしてしまうことも考えられます。そのような状況だと、糖分や塩分といった不純物で基板が侵食されやすく、パソコンが故障するリスクも高まります。
個人で対処するのは難しいため、すぐ専門業者に修理やデータ復旧などを依頼するのがおすすめです。

2 水をこぼした時にやってはいけないこと

パソコンがぬれた時に、間違った方法で対処すると自体が悪化する可能性があります。
次のような方法で対処するのは厳禁です。

2-1 電源が入るか何度も試す

パソコンが故障していないか確かめるために、何度も電源を入れるのは避けましょう。水にぬれた状態で通電すると、パソコンがショートしたり、発火したりする恐れがあります。
完全に乾かしたとしても、電源を入れることで不具合が発生するリスクはゼロにできません。基本的には、水没したパソコンを使い続けるのは厳禁です。

2-2 ドライヤーなどで乾かす

すぐに乾かそうとドライヤーの温風を当てたり、直射日光の当たる場所に放置したりするのも避けましょう。高温で内部のパーツが変形したり、故障したりする恐れがあります。

水分が広範囲に広がったり、液体に含まれる不純物がこびりついたりする原因になるため、エアダスターや冷風を当てるのも逆効果です。
自然に乾燥させることを心がけてください。

2-3 自分で分解する

パソコンは、水だけでなく静電気にも弱いです。内部の水分を取り除こうとした結果、かえって状態が悪化する恐れも捨てきれません。
パソコンの構造に詳しくない方だと、分解したものの元に戻せないといった事態に陥ることも考えられます。

特に、HDDなどの精密機器はほこりで故障することもある繊細なパーツです。個人でパソコンを分解して対処するのは、避けることをおすすめします。

3 パソコン・HDDが水没したらデータ復旧業者に相談を

パソコンが水没した時に、個人でできる対処には限界があります。自分で何とかしようとした結果、データが完全に取り出せなくなる恐れも捨てきれません。
水没したパソコンに大切なデータを保存していた時は、データ復旧の専門業者にすぐ依頼するのが重要です。
データ復旧業者なら、個人で対処するよりもデータを取り戻せる可能性が高くなります。

また、水没したHDDを乾かすと、乾く際に腐食やさびが進んでしまいます。データ復旧業者に依頼する際は、HDDを軽く絞ったぬれタオルなどで包んでからビニール袋などに入れて、乾燥を防ぐようにしましょう。
梱包の際は、HDDのヘッド側に水がたまるのを防ぐためにコネクター接続部を下にしたら、上下がひっくり返ることのないように天地無用で配送を依頼することもポイントです。

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4 パソコンがぬれた時は早めに対処することが大事

パソコンをはじめ、精密機器は水ぬれに弱いものです。水没した後の対処法によっては、データ復旧が困難になる恐れもあります。
パソコンが水没してしまった時は、データを確実に取り戻すために、すぐデータ復旧業者に依頼することを心がけましょう

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