データ復旧お役立ちコラム

【パソコンのデータ復旧】よくあるトラブルと復旧事例

PCトラブル・基礎知識
更新:2023.09.19
【パソコンのデータ復旧】よくあるトラブルと復旧事例

一家に一台、いや一人一台といってもいいほどに普及したパソコン。家庭でも会社でも、1日パソコンを一切触らない方は少ないのではないでしょうか。しかし、日常的に触るパソコンであっても、トラブルが発生した際にどうすればいいかは意外と知らないもの。対応を間違えて、データ復旧できなくなったケースもあります。
ここでは、私たちの生活に浸透したパソコンとはどのような機械なのか、パソコンで発生するトラブルとはどんなものか、トラブルを解消するためにはどのような方法があるのかなど、パソコンのトラブルやデータ復旧について詳しくご紹介します。

パソコンとは?

パソコンを語る上で欠かせないのは「CPU、メモリ、HDD」という3つの機能。CPUは情報を処理する箇所、メモリはCPUが情報処理をするためのスペース、HDDは情報を保存するためのスペースという役割を持っています。CPUの性能が高いパソコンは情報を処理するスピードが速く、作業をスムーズに進めることができます。メモリが大きいパソコンは、CPUが稼働する範囲を拡げることができます。例えばワード、パワーポイント、エクセル、ネットなど、一台のパソコンで複数のソフトを動かす場合、メモリが少ないと切替えが上手くいかずスムーズに作業が進みません。この点、メモリが大きいとCPUのパフォーマンスを複数のソフトで使えるようになり、作業がスムーズになるのです。HDDは情報を保存する場所のことで、HDDが大きければ大きいほど、たくさんの情報を一台のパソコンの中に入れることができます。HDDやメモリが大きくてもCPUの性能が低ければ、読み込みなどに時間がかかりスムーズに作業ができなくなります。逆に、CPUの性能が高くてもHDDやメモリが小さければ、CPUの能力を持て余してしまいます。

これら全体の機能を司るのがOSという機能です。OSから指示を受けて、はじめて「CPU、メモリ、HDD」といった機能が動き出します。OSという司令塔の下にCPU、メモリ、HDDという主要な機能が設置され、OSによって動かされる。これがパソコンの基本的な構造だといえます。

パソコンでのトラブル・障害事例

パソコンで起こるトラブルの多くは、OS、CPU、メモリ、HDDのどこかで発生している可能性があります。ここでは、パソコンで発生するデータ復旧に関するトラブルについて簡単にご紹介します。

・OSのトラブル
パソコンの司令塔であるOSのトラブル。電源を入れてもパソコンが機能しない、パソコンが起動してもまったく反応しないなどの不具合が発生します。

・CPUのトラブル
情報処理の要CPUのトラブル。ファイルを読み込まない、読み込みが異常に遅いなどのトラブルが発生します。

・メモリのトラブル
メモリにトラブルが発生すると、電源が付かない、複数のソフトを利用していると突然ソフトやアプリが落ちる、電源を入れてもすぐに再起動するなどの不具合が発生します。

・HDDのトラブル
パソコンのすべてのデータが保存されているHDDのトラブルは多岐に渡ります。HDDにトラブルが発生して、データが消失してしまう、または一部読み込めなくなってしまうと、起動しない、電源が落ちる、すぐに再起動するなど、さまざまな不具合に繋がります。HDDのトラブルでは、データ復旧が必要となるケースもあります。

パソコンのデータ復旧事例

パソコンのトラブルで、HDDが壊れデータが消失してしまうのは最も多い事例のひとつ。しかしトラブルによって失ったデータは専門業者によってデータ復旧させることができます。ここでは、そんなデータ復旧の一例をご紹介します。

・突然画面が消え、起動できない状態に
パソコンが起動できなくなったケース。本体から異臭がし、突然画面が消えて起動もできない状態になりました。何度か再起動してみるも効果なし。異臭という状況から物理障害を予想しましたが、確認したところ構造情報の損傷という論理障害でした。修復処置を施し、データ復旧を行ないました。

・カチカチという異音がし、エラーが発生するようになった
エラー画面が表示されて起動できないケース。カチカチという異音がパソコン本体から発生していたものの、問題なく利用できていたため使用を継続。その後、起動するとエラー表示が出るようになりました。確認したところ、ヘッドクラッシュによってヘッドとディスクが損傷していることがわかりました。修復処置を行ない、データ復旧ができました。

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