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サーバーのリビルドが失敗した時はどうする?
正しく対処してデータを守ろう

サーバートラブル・基礎知識
更新:2024.05.01
サーバーのリビルドが失敗した時はどうする?<br>正しく対処してデータを守ろう

企業などで使用するサーバーは、複数のHDD(ハードディスク)を用いてRAIDを構成しているケースが一般的です。RAIDを構成しているHDDが故障した際は、リビルド(再構築)を行うことでデータやシステムを復旧できる可能性があります。
一方で、リビルドの失敗によって被害が大きくなるリスクもあるため、作業の際は注意が必要です。
ここでは、サーバーのリビルドの失敗によって引き起こされる症状や、失敗した時の対処法などを解説します

目次– 読みたい項目からご覧いただけます。

1 RAIDサーバーの「リビルド」とは?

一般的なサーバーは、複数のHDDを組み合わせて1つのドライブのように認識させる「RAID」を構成しています。
データの処理速度を高速化するRAID0(ストライピング)や、1台のHDDが故障しても使用を続けられるRAID1(ミラーリング)など、用途に応じて複数のRAIDモードを選択することが可能です。

リビルド(再構築)とは、複数のHDDで構成されているRAIDにおいて、故障したディスク内のデータを別のHDDに復元し、システムを復旧させる作業のことです。
リビルドを行い、不具合の発生したHDDを新しいものに交換することで、正常にサーバーを使用し続けることができます。

2 リビルドによって引き起こされる症状の例

リビルドは、正常に終了すればサーバーを正常な状態に戻せる便利な機能です。その反面、さまざまな要因で失敗してしまうケースもあります。
リビルドが失敗した際に引き起こされる可能性がある症状の例は、以下のとおりです。

2-1 別のHDDが故障する

サーバーに搭載されているHDDは、同時期に作られている場合が多いです。1台のHDDで不具合が起こったという時には、別のHDDも不具合が発生しやすい状態になっている可能性があります。

リビルドは、HDDに高い負荷が掛かる作業です。リビルドを行った結果、問題なく起動していた別のHDDまで故障してしまう恐れがあります。

2-2 リビルドが終わらない

故障しかけているHDDに負荷が掛かったことで、リビルドが正常に終わらなくなるケースも考えられます。リビルドが続く間はHDDに負荷が掛かり続けるため、HDDが認識されない、サーバーを起動できないなど、新たなトラブルにつながる恐れがあります。

2-3 データが消えてしまう

リビルドの失敗によってデータが上書きされてしまう、RAID構成が崩壊するといったトラブルが発生し、リビルド前よりも状態が悪化する場合もあります
結果として、保存していたデータが完全に消えたり、データ復旧の難易度が上がったりする可能性も捨てきれません。

3 リビルドが失敗する原因

リビルドの失敗は、作業中の負荷が原因で別の不具合が発生した、RAIDを構成しているHDDが故障しかけていたといったことが主な原因です。
リビルド中はHDDに大きな負荷が掛かっているため、ディスクにアクセスするのは控えましょう。

前述のように、サーバーのRAIDは同じ時期に作られたHDDで構成されているケースが多いため、不具合が発生する時期も近くなる傾向にあります。1台のHDDに不具合が起きている時は、別のHDDも故障しかけている可能性があるということです。

RAIDには冗長性(システムを二重化して信頼性や安全性を高めた状態)を確保できるモードもあるとはいえ、HDDそのものの故障を防ぐことはできません。
重要なデータを守るためには、日頃から定期的にバックアップを取っておくことが大切です。

4リビルドに失敗した時の対処法

リビルドに失敗するとRAID構成が崩壊するだけでなく、サーバー内部のデータの並びも乱れてしまいます。トラブルの原因や症状を把握しないまま無理に対処しようとすると、データが完全に消えてしまう恐れがあり危険です。
トラブルによってはデータ復旧ソフトで対処できるケースもありますが、ソフトを使用したことでデータが上書きされたり、状態が悪化したりする可能性もあります。

また、HDDが物理的に故障している場合は、データ復旧ソフトでは対処できません。データを失うリスクを抑えるために、リビルドに失敗した時はすぐにサーバーをシャットダウンして、使用を控えることが大切です。

5 RAIDサーバーのトラブル時は専門業者に依頼しよう!

RAIDは複数のHDDを使って構成されるため、単体でHDDを使用する場合とはシステムが異なります。トラブルが起きた際に、個人で対処するのは困難です。
対処法を誤ると、データが取り出せない、サーバーが起動しないなどのトラブルにつながる恐れもあります。

リビルドの失敗など、RAIDを構築しているサーバーで何らかのトラブルが起きた際はすぐに使用を中止して、データ復旧の専門業者に相談すると良いでしょう。
専門業者に依頼すれば、自力でトラブル解決を試みるよりも、高い確率でデータを取り戻すことが可能です。

ただし、RAID関連のトラブルは原因の特定や復旧作業の難易度が高い場合が多いです。高い技術力を持った、信頼できる専門業者に依頼することをおすすめします。

6 リビルドに失敗した時はすぐ電源を切ることが重要

リビルドは、RAIDを構成しているサーバーの不具合に対処できる便利な機能です。
その反面、不具合を起こしたHDD以外のHDDの故障やRAID構成の崩壊など、新たなトラブルにつながる恐れもあります。RAID構成の崩壊やデータの上書きといった事態を防ぐために、サーバーのリビルドに失敗した時はすぐに電源を切り、使用を控えることが大切です。

また、RAIDは通常のHDDとはシステムが異なるため、個人での対処は難しい点にも注意が必要です。リビルドの失敗をはじめ、RAIDに関するトラブルが起きた際は早急にデータ復旧の専門業者に相談しましょう。

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