データ復旧お役立ちコラム

RAID5のデータ復旧方法の注意点。
仕組みを知って重要なデータを守ろう

NAS/RAIDトラブル・基礎知識
更新:2023.09.19
RAID5のデータ復旧方法の注意点。<br>仕組みを知って重要なデータを守ろう

RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)とは、複数のHDDを1つのドライブとして認識させる技術のことです。RAID0やRAID1など複数のモードがありますが、中でも耐障害性や容量のバランスが良いRAID5は広く使われています。

しかし、障害に強いとされるRAID5でも、リスクを完全に避けられるわけではありません。RAID5の仕組みを踏まえて、適切に運用することが大切です。

今回は、RAID5の特長や使用時の注意点、データ復旧の方法などをご紹介します。

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耐障害性に優れているのがRAID5の特長

RAID5は、3台以上のディスクにデータを分散して書き込んだうえで、データを修復するためのパリティ(誤り訂正符号)を作成して保存する方式です。RAIDを構成しているHDDが1台故障しても、パリティから元のデータを復旧することができます。

また、複数のHDDで同時にデータの読み出しを行うため、使用するHDDの数が増えるほどデータ処理が高速化する点もメリットです。

データの保護と高速化を両立した、使い勝手に優れるモードということができます。

他のRAIDモードの種類

RAID5以外にも、RAIDにはさまざまな種類があります。データの書き込み方式から、RAID0(ストライピング)とRAID1(ミラーリング)に大きく分けることが可能です。 ここでは、RAID0とRAID1の特長をご紹介します。

RAID0

RAID0(ストライピング)は、複数のHDDにデータを分散して書き込むモードです。データの処理速度を高速化できます。

RAID0は複数のHDDを1つのドライブとして扱うため、HDDが1台でも故障すると、全てのデータが読み取れなくなる点に注意が必要です。

他のRAIDとは異なり処理速度の高速化に特化しているため、冗長性を確保することはできません。

RAID1

RAID1(ミラーリング)は、2台のHDDに全く同じデータを書き込むモードです。仮にHDDが1台故障しても、正常に稼働しているもう1台のHDDからデータの読み出しが行えます。

冗長性を確保できる一方で、RAID1をバックアップ用途で使用することはできません。これは、データの消去や上書きといった処理を行うと、RAID1を構成している両方のHDDに同時に反映されてしまうためです。

大切なデータは、RAID1とは別にバックアップを取っておきましょう。

RAID5ならデータは消えない?

RAID5は、構成するHDDが1台故障しても稼働を続けたり、簡単にデータを復元したりできるモードです。

しかし、HDDが1台故障しても稼働するというメリットが原因で、故障に気付くのが遅れてしまう可能性があります。そのまま稼働を続けて2台以上のHDDが故障すると、データの復旧が困難になってしまいます。

加えて、経年劣化やHDDの交換ミスによってRAIDの構成が崩れてしまい、データが破損したり、上書きされたりするリスクも考えられます。

RAID5を構成したからといって、絶対にデータを守れるわけではありません。

リスクが高いRAID5のリビルド作業

RAAID5では、故障したHDDを新しいものに取り換えてRAIDを構築し直す「再構築(リビルド)」を行うことも可能です。

とはいえ、リビルドはリスクが高い作業なので、データ復旧を行いたい場合は避けることをおすすめします。

HDDが1台故障している段階で、他のHDDも壊れていたり、故障寸前だったりする可能性があります。リビルドの負荷が原因で別のHDDが完全に故障したり、データが上書きされたりする恐れも捨てきれません。

また、HDDの容量や速度などに左右されますが、リビルド作業に時間がかかる点にも注意が必要です。

RAID5のデータ復旧方法は?

RAID5に何らかの障害が発生した場合、データ復旧の方法は大きく2つ考えられます。ここでは、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

データ復旧ソフトを使う

市販のデータ復旧ソフトを使用することで、データを復旧できる可能性があります。個人で実行でき、比較的安価に作業を行える点がメリットです。

ただし、HDDが物理的に破損している場合は効果がなく、ファイルシステムの破損や誤操作によるデータ消去といった論理障害でなければ対応できません。データ復旧ソフトの使用が原因で、逆に状態を悪化させる恐れもあります。

大切なデータを保存・管理している場合は、復旧ソフトの使用は避けた方が良いでしょう。

専門業者に依頼する

RAID5に何らかの障害が発生した場合、自力で対処するのは困難です。無理に対処しようとした結果、状態が悪化してデータ復旧できなくなる恐れもあります。

RAID5に障害が疑われる場合は、データ復旧の専門業者に依頼するのがおすすめです。プロの業者であれば、論理障害だけでなく、物理障害にも対応することができます。

データ復旧ソフトよりも、高い確率でデータを復旧できる点もメリットです。

専門業者に依頼する場合のポイント

データ復旧の専門業者を探してみると、非常に多くの業者が見つかります。RAID5のデータ復旧は、どのような業者に依頼すると良いのでしょうか。

RAID5のデータ復旧には、専門的な知識や技術が必要です。技術力が低い業者に依頼すると、データを完全に失ってしまう恐れがあります。

セキュリティが不十分な業者に依頼した結果、データの漏えいにつながることもあるでしょう。

データ復旧を依頼する場合は、高い技術力を備えたうえで、信頼できる業者に依頼することが大切です。

RAID5のデータ復旧は細心の注意が必要

RAID5は耐障害性が高い反面、HDDの故障に気付かず、突然データが読み込めなくなってしまうこともあります。障害が疑われる場合はすぐにRAIDの電源を切り、操作するのは避けましょう。自力でのデータ復旧を試みた結果、状況が悪化することも考えられます。

特に、重要なデータを保存している場合は、信頼できる専門業者に相談することがおすすめです。

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