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ZoomやTeamsなどのWeb会議は録画しておこう!
簡単な方法を解説

お役立ち知識
更新:2023.09.19
ZoomやTeamsなどのWeb会議は録画しておこう! <br>簡単な方法を解説

昨今、ビジネスシーンにおいてオンラインでの会議や商談が増えてきています。ミーティング終了後に、内容を再度振り返りたいと考えている方も多いでしょう。そのような時は、Web会議を録画・録音する機能を使用するのが便利です。
この記事では、Web会議を録画しておくメリットや、ZoomとTeamsにおけるミーティングの録画方法などをご紹介します。

1 Web会議は録画を行うと便利
2 Zoomの録画機能を使う方法
 2-1 動画保存場所はクラウドとローカルの2種類
 2-2 Zoomで録画を行う方法
3 Teamsで録画を行う方法
4 Web会議ツールの標準機能以外を活用する方法も
 4-1 Windows10の場合
 4-2 Macの場合
 4-3 スマホ(iPhone)の場合
5 Web会議を録画してビジネスに役立てよう

■Web会議は録画を行うと便利

Web会議やオンライン研修などを録画しておけば、会議や研修の内容を後から見直すことができます。会議中に議事録などを逐一記録しなくても、発言した内容や状況をいつでも振り返ることができて便利です。
業務などの都合で会議に参加できない人がいたとしても、後から動画を視聴して内容を確認できる点も、録画の大きなメリットでしょう。

ただし、他の参加者の許可なく録画を行うと、著作権や肖像権の侵害といった問題に発展する恐れもあります。基本的には、参加者全員に許可を取ったうえで録画を行いましょう。

■Zoomの録画機能を使う方法

無料で使えるオンライン会議ツール「Zoom」は、録画・録音機能を備えています。ここでは、Zoomによる録画方法とその具体的な手順をご紹介します。

1. 動画保存場所はクラウドとローカルの2種類
Zoomの録画機能を利用する場合、「ローカル保存」と「クラウド保存」の2種類の保存方法を選べます。
ローカル保存は、PCのストレージに直接録画ファイルを保存する方法です。Zoomを無料ライセンスで利用している方でも使うことができます。

一方のクラウド保存は、Zoomが用意しているクラウドストレージ「Zoomクラウド」にデータを保存する方法です。有料ライセンスに登録している方のみ使える機能ですが、チーム全体でデータを共有したい場合や、場所やデバイスを問わず録画データを使いたい場合に便利です。

スマホ版のZoomはクラウド保存しかできないため、スマホから録画を行いたい場合は、有料ライセンスの契約が必要になります。

2. Zoomで録画を行う方法
Zoomで行ったWebミーティングを録画する手順は、以下の通りです。

【会議のホスト(主催者)が録画する場合】
1.会議を開始する
2.画面下部のメニューにある「レコーディング」をクリックすると、録画が開始される
3.録画を終了したい場合は「■」ボタンをクリックする

主催者の場合は、簡単な方法でミーティングの録画ができます。
参加者が録画したい場合は、ミーティングの主催者がレコーディングを許可している必要があります。参加者は主催者に対して、各メンバーの「レコーディングを許可」をオンにしてもらうようお願いしておきましょう。許可されれば、参加者も「レコーディング」をクリックして録画を行えます。

■Teamsで録画を行う方法

Zoomと同様にオンライン会議ができるツールで、Microsoftが提供する「Teams」も録画機能を備えています。Teamsで録画を行う手順は以下の通りです。

【Teamsで録画を行う方法】
1.会議に参加する
2.メニュー欄にある「…(その他の操作)」から「レコーディングを開始」をクリックすると、録画が開始される
3.録画を停止する際は、「…」から「レコーディングを停止」を選択し、表示された確認画面の「レコーディングを停止」をクリックする
4.録画したデータは、チャネル会議の場合 SharePoint に、他の種類の会議は OneDrive に保存される

TeamsはZoomと異なり、主催者と同じ組織に属するユーザーであれば誰でも録画を行えます。ただし、Office 365 Enterprise E1、E3、E5 のライセンスを持っていないと、録画機能が使用できない点に注意が必要です。

■Web会議ツールの標準機能以外を活用する方法も

Web会議ツールに標準で備わっている録画機能は、基本的には主催者の許可を得るか、有料ライセンスを持つかしなければ録画を行うことができません。
この対策としては、標準機能以外のツールやソフトで録画を行う方法があります。ここでは、Windows10、Mac、iPhoneを使用するケースを例に、ツールの標準機能以外でWeb会議を録画する方法をご紹介します。
ただし、著作権や肖像権の問題を避けるために、以下の方法で録画する際も参加者から許可を取って録画を行いましょう。

1.Windows10の場合
Windows10には、「Xbox Game Bar(エックスボックス ゲーム バー)」というアプリが標準搭載されています。本来はゲーム画面をキャプチャしたりゲーム音量を調節したりするための機能ですが、Web会議の録画も可能です。

【Xbox Game Barを使用した録画方法】
1.設定から「ゲーム」→「ゲームバー」の順に開き、「ゲーム バーを使ってゲーム クリップ、スクリーン ショットを記録し~」をオンにする
2.音量および録音品質を変更したい場合は「キャプチャ」欄で変更する
3.Web会議が開始されたら、Web会議画面を最前面に表示しておく
4.「Windowsマーク」+「G」キーを同時押しして、「Xbox Game Bar」を開く
5.「キャプチャ」ウィンドウが表示されるので、録画ボタン(●)をクリックして録画を開始する

自分の音声も録画しておきたい場合は、キャプチャウィンドウの操作時にマイクをオンにしておきましょう。ただし、パソコンのスペックが低いと録画がうまくできない、そもそもゲームバーを使用できないなどの場合があります。

また、録画した会議を視聴中に「Windowsマーク」+「PrtSc」キーを同時押しすれば、スクリーンショットを撮影できます。静止画を撮ってメールなどでメンバーへ共有したり、資料を作成したりする際に活用できるので、録画機能と併せて活用するのも良いでしょう。

2.Macの場合
MacもWindows10と同様に、録画機能が標準で搭載されています。
Macの場合は、キーボードの「shift」+「command」+「5」を同時押しして、録画機能のコントロールパネルを表示しましょう。その中央にある録画アイコンをクリックし、「収録」をクリックすると録画が開始されます。

3.スマホ(iPhone)の場合
iPhoneにも画面を収録する機能が備わっており、Web会議の録画が可能です。
録画の前に、「設定」から「コントロールセンター」→「コントロールセンターをカスタマイズ」の順にタップし、表示される「画面収録」の左側にある「+」をタップしておく必要があります。

会議が開始したらコントロールセンターを開き、画面収録のアイコンをタップすると録画を行えます。
ただし、この方法では音声は録音されない点と、録音開始までにタップから3秒のラグが発生する点に注意が必要です。

■Web会議を録画してビジネスに役立てよう

Web会議を録画しておけば、議事録などを作成しなくても、録画映像を見返して内容を再確認できるため便利です。会議ツールに搭載された録画機能が使えない場合でも、パソコンやスマホの標準機能やアプリの活用で録画やスクリーンショットの撮影ができることがあります。
会議を録画しようとしたことがなかったという方は、今後のビジネスに積極的に活用してみてはいかがでしょうか。

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