データ復旧サービス導入事例

坂本木材建設

石川県河北郡津幡町の坂本木材建設 山﨑嘉也氏 坂本憲章氏にロジテックのデータ復旧サービスを活用した理由と経緯について詳しく聞きました。

ウチで家を建てたお客様が、『ここ、いいよ』とロジテックを紹介してくれました

坂本木材建設
■対象ハードディスク
I・O DATA HDL-GS500 (NAS/3.5インチ/500GB)
■OS
Linux
■復旧スケジュール
解析開始~調査報告2013/01/29 ~ 01/31
復旧開始~復旧終了(発送)  2013/02/01 ~ 02/04
坂本木材建設について

坂本木材建設は、石川県 河北地域の住宅工務店です。社名のとおり、木のぬくもりを感じる注文住宅、リフォームを手がけています。従業員数は8名です。

社内共有ハードディスクのデータ修復をロジテックに依頼

坂本木材建設では、今回、ロジテックに、どのようなデータの復旧をロジテックに依頼したのですか。

坂本木材建設では、営業や工事に関連するデータを格納したネットワークストレージ(500GB)のデータ復旧を、ロジテックに依頼しました。

このハードディスクは、2年前に、地元の事務機会社から複合機を購入したときに、一緒に導入したものです。

当時は、会社全体で、見積書やファックスなど日常業務資料のペーパーレス化を進めており、特にファックス機は「無駄な紙の主要発生源」だったので、ファックスは全て複合機からデータ受信する体制に切り替えました。また、そのハードディスクには、社内パソコンからも、ネットワーク経由で各種データを保存していました。

このようにハードディスクは、「ペーパーレスされたデータの置き場」、「社員共通のデータ置き場」として使っていましたが、それが今年の1月中旬から、次第に読めなくなっていきました。

予期していなかったデータ消失

「次第に読めなくなっていった」とは?

パソコンから、ハードディスクのフォルダを開こうとしても、上手くいったり、いかなかったり、動作が不安定になっていきました。そのうちに動作不良の頻度が増えてきたので、これはマズいと思い、フォルダが開いたタイミングを見計らって、データをハードディスクからローカルPCに移動し、バックアップを試みました。しかし、結局は全体の5分の1しか移動できていいない段階で、ついにハードディスクが、完全に読めなくなりました

ハードディスクは、ファクス受信に使っていたので、電源は2年間オンのままでした。しかし、それほど酷使していたわけでもないので、まさか読めなくなるとは思ってもみませんでした

この時までは「社内のペーパーレス化は着々と進んでいるなあ。順調、順調」と満足していましたが、まさかこんな落とし穴があったとは。ショックでした。

「ハードディスクの製造元に連絡してみましたが…」

ディスクが読めないと分かったあと、何をしましたか。

まず、そのハードディスクを買った事務機販売会社に電話しましたが、頼りになりませんでした。

次に、そのハードディスクの製造元に電話し、事情を説明しました。しかし返答は「ハードディスク本体の修理は可能。しかし、データは消えてしまう」とのこと。こちらとしては、ディスク本体はどうでもよく重要なのはデータの方なので、それでは困ります

次に、金沢市内のパソコンショップに持って行きました。店主はパソコン全般に詳しい人なので、もしや直せるかもしれないと期待したのですが、返答はやはり同じ。「ディスクは直せても、データは直せない」でした。

最後の望みを託して、ハードディスクの製造元に、そのハードディスクを持参しました(※)。ディスクはいったん預かってもらえましたが、数日後、来た返事は、やはり前と同じ「ディスクは直せるが、データは直せない。ハードディスクの修理時にテストデータを書き込むので、すべて消える」というものでした。

万策尽きた感がありました。正直、ハードディスク内のデータは「それがなければ仕事ができなくなる、あるいはお客様に迷惑がかかる」というほど重要でもありません。あきらめようかなとも、一瞬、思いました。

※ その会社には、持ち込み修理を受け付ける正規ルートがありました。

「お客様が『ここ、いいよ』とロジテックを紹介してくれました」

その後、結局、データ復旧を行うことになった経緯を教えてください。

弊社で家を建てていただいたお客様で、ある有名電機メーカーに勤務している方がロジテックのことを教えてくださいました。

アフターサービスでお宅を訪問した際に、「実は会社のハードディスクが読めなくなりまして」と事情を話したところ、その方は、その場でスマホで検索して、「こんな会社あります。これいいかもしれないですよ」と「軽めの推薦」をしてくださいました。その会社がロジテックだったのです。

ロジテックのことは、「パソコン周辺機器メーカー」として私も名前を知っていました。へえ、あのロジテックがそんなサービスをしているのかと思いました。

さっそく、会社に戻ってロジテックのホームページを詳しく見てみました。

「対応がテキパキしていたことは好印象でした」

ホームページへの印象を教えてください。

実際にデータ復旧に成功したお客様の声もたくさん載っているし、これなら大丈夫そうだなという印象でした。値段のことは気がかりでしたが、これは考えていてもしかがたないので、とりあえずハードディスクを送って「無料調査・無料見積もり」を依頼しました。。

ロジテックからの回答は迅速でした。1月28日にフォームで問い合わせを入れて、翌29日にハードディスクを送付したところ、2日後の31日に回答がありました。実質、中1日です。最初にハードディスクの製造元に電話をしたときは、正規サポート番号にかけていたのに、なかなかつながらずイライラした経験があるので、ロジテックの対応の速さには感動しました。

回答書類の内容も、過不足なく的確な内容でした。「直せるファイル」のリストも添付されており、それを見たところ、失ったファイルのほぼ100パーセントが復旧できると分かりました。

価格については、やはりこれだけはかかってしまうのかという金額でしたが、会社の業務データは、やはり継続させる必要があります。データ復旧を依頼することにしました

今回、貴重なデータを復旧していただき、ありがとうございました。せっかく良いサービスをしているのだから、「データ復旧に困ったら、すぐロジテックに頼めばよい」ということをもっと告知なされば良いかと思います。今回は、電話対応や書類のやりとりなど一連の手続きがテキパキ進行したことが特に好印象でした。
これからもがんばってください。

ロジテック技術者より
コメント

今回はどのような障害だったのか
お客様からはNAS内のデータが開けられないというご申告がありました。ハードディスクの診断中にもやはりエラーが発生しました。
どのような技術対応を行ったか
専用装置を使ってハードディスクから磁気情報を抽出する作業を行いました。システム及び管理領域を再構築して検証を行った結果、走査解析を通じてデータを抽出することが可能になりました。
今回の修復をふりかえって
稼働時間が長時間に渡ったせいなのか、ハードディスクの中に不良セクターが多発していました。またハードディスク自体の動作も不安定で、やや低速での作業となりました。しかし、ほぼ全ての情報を抽出することに成功し、お客様にご満足いただけたことを嬉しく思います。

データが見られなくなった後、何度も電源を入れていったりすると、更に障害が悪化し、適正な情報の取り出しが困難になり、最悪の場合、重度障害へ発展することもありえます。本事例をお読みの皆さまには、ハードディスクに異常を感じた場合、先ず製品の使用(電源投入)を避けるのが障害を最小限に抑えるために必要なことであることをお伝え申し上げます。

※ 取材日時 2013年2月
※ 文中の数字、データはいずれも取材時点のものです。

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