ユニバーサル服飾高等学院
ユニバーサル服飾高等学院 束野博史氏、束野菜穂子氏 ご夫妻にロジテックのデータ復旧サービスを活用した理由と経緯について詳しく聞きました。
復旧開始~復旧終了(発送) 2014/3/12 ~ 3/12
ユニバーサル服飾高等学院は、神奈川県川崎市で昭和23年に創業した登戸ドレスメーカー学院を母体とする、服飾技術を学ぶための高等学校です。現在、高校 としてのユニバーサル服飾高等学院、専門学校としての登戸ドレスメーカー学院の他、年配の方や要介護者向けのユニバーサルデザインの衣服を製造販売するア ソシエCHACO」という事業も行っています。
卒業アルバム用の行事写真データを消失
(奥様):今回、ロジテックには、生徒の行事写真を保管していた外付けハードディスク(500GB)のデータ復旧を依頼しました。
当学院では、授業や行事の写真を折りにふれ撮影しています。撮影した写真は、主に「生徒の卒業アルバム」の材料として使います。卒業アルバムは、生徒に とっては3年間の学校生活の思い出となるもの。貴重なデータなので、失うわけにいきませんでした。
まずはご主人に復旧を依頼
(奥様):そのハードディスクは「写真保管の専用ディスク」として主人が2年前に買ってきてくれたものです。
それが、使い始めて2年目のある日、突然、読めなくなりました。あれ、おかしいなと思い、ケーブルとつなぎ直してみたり、電源を入れ直してみたりしましたが、やっぱり読めません。
まずは主人に、「何とかして」と頼ました。主人は、高校でコンピュータの授業を受け持っていた経験もあり、コンピュータには詳しいので、ウチではパソコンで何か困ったときには、いつでも主人に頼むんです。
ひととおり処置してみたが、やはり駄目
(ご主人):最初はケーブルの接触不良を疑いました。
そこでハードディスクを他のパソコンにつないでみましたがダメ。他の方策を試してもやはりダメ。これはハードディスクそのものが故障している、そう結論し、妻に伝えました。
(奥様):「もうちょっと頑張って!」と突き返してみました(笑)。彼なら、きっと何とかしてくれると思ったので。
フリーソフトによる復旧。しかし…
データ復旧のフリーソフトウエアを、ネットから入手して、それを試すことにしました。
データ復旧サービスに出すことも一瞬、考えましたが、費用が高そうだったので、やめました。
フリーソフトの使用により、物理損傷が悪化した可能性…
無料だし、とにかくやってみようと。私はパソコンを自作した経験もあり、コンピュータには慣れ親しんでいたので、フリーソフトにも抵抗はありませんでしたから。
しかし、結局、その復旧は失敗に終わり、最後はロジテックにデータ復旧を依頼することになりました。
その時は、ロジテックの技術者から「ディスクの物理損傷が相当、進んでいます」と言われました。
これはフリーソフトが原因だったかもしれません。「不安定な状態のハードディスクを、フリーソフトで何十分もカリカリと読み続けたこと」が、ディスクの物理な損傷を悪化(※ いわゆるディスクの「傷口を広げる」状態)させた可能性があります。
いま思えば、フリーソフトを使ったのは、不適切でした。
ファイル名とフォルダ構造が全滅
全体の2割ほどです。しかし、その2割は「困った形」で復旧されていました。
元のデータは、年度別、行事別にフォルダ分けして整頓していましたが、そのフォルダ構造やファイル名が全滅だったのです。
全体の数万個のファイルのうち、復旧できたのは2000個程度。しかしファイル名は、すべて乱雑な番号になっており、それが2000個ひたすら並んでいます。その無秩序なファイル群から、必要な写真を見つけ出すのはとうてい無理でした。
データ復旧サービスを使うことに決めた経緯
フリーソフトでの復旧に失敗し、途方に暮れているうち、年も明けて、卒業アルバム制作の時期が近づいて来ました。何とかしなければならない。
高額の費用を支払うのは気が重いところでしたが、卒業アルバムを作らないわけにはいきません。しかたがない、腹を決めて、データ復旧サービスを使うことに決めました。
さっそく「データ復旧」などのキーワードで検索し、数社を比較してみました。
データ復旧には不安が多かったので、なるべくその不安を解消してくれる会社を選びたいと思いました。
データ復旧サービスへの不安
ひとことでいえば、「本当に直るのかな」という不安です。
どの会社も見積もり無料を謳っています。それは有り難いことです。
また、「復旧できる/できない」を事前に教えてくれる会社もあります。良いことです。
しかし、それでも不安は消えない。「復旧できる」といっても、いったい、どの程度なのか。数万あるファイルの「全部」が直るのか、それとも「半分ぐらい」しか直らないのか、
それを教えてくれずに、単に「復旧できます」だけ言われても、判断のしようがありません(もし2割しか直らないのだったら、フリーソフトと同レベルです。それなら費用をかけて注文する意味はありません)。
データ復旧は一発勝負です。「信頼できる会社」に頼みたい。中には、技術を伴わずに「やる気だけ」で突っ走っている会社もあるかもしれない。データ復旧に必要なのは、営業的な積極性ではなく、技術です。技術力のある会社でないと頼めません。
以上、「復旧可能なファイルが事前に分かること」、「技術力が信頼できること」、「見積もりが無料であること」という基準で調べたところ、その3条件を満たしていたのはロジテックだけでした。
ロジテックのことは、「周辺機器メーカー」として以前から良く知っていました。ハードディスク技術が蓄積されている信頼できる会社です。ロジテックなら安心だと思い、ここに依頼することに決めました。
ロジテックのデータ復旧への評価
9割のデータが復旧できました。
1割はディスクの物理損傷が進んでいて復旧が不可能だった箇所です。
特に、フォルダ構造とファイル名を完璧に再現できいたことには驚きました。
フリーソフトと比べて恐縮ですが、やはりプロの復旧は違うなと実感しました。
(奥様):私は技術的な事は分からないのですが、とにかく写真データが復活して本当に良かったです。生徒の思い出のアルバムを作ることができました。ありがとうございます
(ご主人):今回、「さすが、ロジテック」という感想を持ちました。データ復旧、ありがとうございました。これからもがんばってください!