データ復旧サービス導入事例

銀ビルストアー

兵庫県姫路市のスーパーマーケット、銀ビルストアー 赤木義光氏にロジテックのデータ復旧サービスを活用した理由と経緯について詳しく聞きました。

データ復旧はやめよう、壊れたデータはあきらめればいい、いったんはそう考えましたが、結局は…

銀ビルストアー
■対象ハードディスク
Seagate ST380819AS(80GB)
■OS
不明
■復旧スケジュール
解析開始~調査報告 2013/5/30 ~ 6/4
復旧開始~復旧終了(発送) 2013/6/25 ~ 6/27
銀ビルストアーについて

兵庫県姫路市を中心に15店舗を展開するスーパーマーケット。
設立昭和31年。従業員数780名(パート含む)

業務用データの復旧を依頼

今回、ロジテックにどんなデータ復旧を依頼したのかを教えてください。

今回、ロジテックには、私が総務部・経理部として通常業務で使用しているデスクトップパソコン(HP)の、内蔵ハードディスクのデータ復旧を依頼しました。

データの内訳は、決算資料など経理データ、防災管理データ、情報システム資産管理データ、各種書類のひな形などです(経理ソフトのシステムデータは含まれていません)。

使っていたパソコンは、5年前に地元のシステム会社を通じて購入したものです。以来、酷使した覚えもないのですが、5年も使い続けて、ついに寿命がきたのか、ある日、電源を入れても、起動しなくなりました。

画面は、Windows XPのロゴが出るまでは到達するものの、そこからは先が続かず、結局は停止(ハングアップ)します。その止まり方は、それが決して一時的な不良ではなく、たぶんOSが根本から壊れているんだろうなと思わせる、イヤな止まり方でした。

バックアップを取ってはいたものの頻度は不定期で、そのときはちょうど運悪く前回のバックアップから、相当の日が空いた頃でした。

大事な仕事のデータはもう読めなくなった可能性が高い。サーッと血の引く思いでした。

ロジテックに依頼した経緯

その後、どんな行動を取りましたか

まずはそのパソコンを購入したシステム会社に連絡し、来てもらいました。

パソコンから内蔵ハードディスクを取り外し、別のパソコンに接続して電源を入れてみました。そうすれば一時的にせよディスクが認識可能になれば、データだけは救い出せるかもしれないと考えたからです。しかし駄目でした。

システム会社の人からは、「こういう時にデータを復旧してくれるサービスがあります。ロジテックが良いと思います」と情報提供がありました。

ロジテックならパソコン周辺機器メーカーとしてよく知っていいます。信頼できそうに思えました。まず電話をしてみたところ、「とりあえず壊れたディスクを送付してください。無料で調査の上、復旧費用を見積もります」という旨の回答がありました。無料なら良心的だなと思い、ディスクを送付したところ、何日かして復旧可能なデータのリストと見積もりが郵送されてきました。

「いったんはデータ復旧を見送ろうかとも考えましたが…」

送られてきた見積もりを見ての印象はいかがでしたか。

見積もりの金額を見て、しばらくは考え込んでしまいました。高度技術サービスなので、それなりに費用がかかることは知っていましたが、いざ目の当たりにすると、やはり躊躇する金額だったのです。

銀ビルストアーは、スーパーマーケットという、生活必需品を廉価で販売する「薄利多売」の業態なので、コスト削減には常に取り組んでいます。エレベーターの横には「一回使えば15円かかります。健康のためにも階段を使いましょう」と張り紙がしてあるほどです。

このデータは本当に復旧しなければいけないのか、思い切ってあきらめたとしても問題ないのではないか、さまざま思案しましたが、やはり、決算データや各種ひながた書類などは、仕事の中で中心的に活用するデータであり、そのまま消し去ることはついに決心できませんでした。

こうして検討を重ねた結果、意を決してデータ復旧を依頼することにしました。

今回のデータ消失事故を通じて分かったこと

その後の進行を教えてください。

その後、ロジテックに正式に発注。以降は、ロジテックの方で万事リードしてくださり、データは3日後に、復旧されて無事もどってきました。技術者の方からは、「今回は、運悪くOSが格納されていたディスク領域が破損したため、OSが起動しなくなった。一方、データ領域には破損が及んでいなかったので、復旧はスムーズに進んだ」と説明がありました。この他、ロジテックのみなさんには終始、親切丁寧に対応していただき、感謝しております。

今回のデータ復旧を通じて分かったことは、「これだったらあきらめてもいいかも」と思えるような重要度『中』のデータでも、いざ消えたとなると、やはりあきらめることはできない。結局はデータ復旧を選ぶことになる」ということでした。

このような事故は二度と繰り返してはならないので、今後はバックアップをこまめに取ろうと思います。

ロジテックのみなさん、このたびはお世話になりました。これからも高品質のデータ復旧サービスを提供し続けてください。応援しております。

ロジテック技術者より
コメント

今回はどのような障害だったのか
OSが起動できず、データを読み取れなくなっていました。
どのような技術対応を行ったか
専用装置を使ってハードディスクから記録情報を抽出。その後、取得情報へ解析を行った上で、データを抽出しました。
今回の修復をふりかえって
経年使用によりハードディスクのコンディション不良と思われます。不良セクターも想定されましたが、幸い、十分な量の情報を抽出することができました。一部にファイル管理情報の損傷も見受けられましたが、ほぼ障害前のユーザデータが復旧できたと考えます。

データを守るには、やはり複数の媒体へのバックアップが最善策になります。こまめなバックアップを取るというのはなかなか面倒です。しいかし、バックアップを取ろうと思っていた矢先にハードディスクが故障してしまったというケースが多くあります。思いたったその時に、とりあえずバックアップをする、あるいはバックアップソフトを活用して定期的にバックアップをとる、などの処置をおすすめ申し上げます。
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