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デジタルフォレンジックお役立ち情報

デジタルフォレンジックにおける「ログ解析」の重要性。
不正を突き止めるための方法は?

お役立ちコラム
更新:2025.12.10
デジタルフォレンジックにおける「ログ解析」の重要性。<br>不正を突き止めるための方法は?

ファイルが改ざんされている、不正アクセスの形跡があるなどの問題が発生した際は、トラブル解決への糸口を見つけるために速やかに証拠を集めなければいけません。
とはいえ、やみくもに証拠を集めようとしても時間がかかるだけでなく、信頼できる証拠が得られないことも考えられます。
確実性の高い証拠を得るために必要なのが「ログ解析」と呼ばれる作業です。
ここでは、ログ解析の重要性や、デジタルフォレンジックでログ解析を行う際の注意点をご紹介します。

目次– 読みたい項目からご覧いただけます。

1 ログ解析でできること

ログ解析とは、パソコンにおいてOSやアプリケーションなどの操作履歴・データ通信の記録(ログ)を分析することです。
ログ解析では、具体的にどのようなことが行えるのでしょうか。ログ解析によってわかることや行えることは、次の3点です。

1-1 サイバー攻撃や不正の検知

パソコンでどんな操作が行われたか、いつどこにアクセスしたのかといった情報は、全て記録されています。ログインの試行タイミングやネットワーク接続、外部との通信履歴などが、記録されている情報の代表例です。

それらのログを解析すれば、サイバー攻撃や不正アクセス、内部不正といったインシデントを検知することができます。

1-2 インシデント発生後の調査

どれだけ対策をしていたとしても、セキュリティインシデントのリスクをなくすことはできません。
何らかのインシデントが発生した際に重要なのは、発生した原因を突き止め、再発防止に努めることです。

ログ解析は、インシデントが発生した原因の特定にも役立ちます。
例えば、重要なデータが削除された、情報漏えいが発生したといった場合は、ログ解析を通じて証拠を復元したり、送信経路を突き止めたりすることが可能です。

1-3 ユーザーの利用動向の把握

ログ解析を行えば、誰がいつ、どの機器でどんな操作を行ったのか、どんなサイトにアクセスしていたのかといった情報を得ることが可能です。
就業中にゲームをしていた、怪しいサイトを開いていたといったトラブルを発見することができるため、迅速に対処しやすくなります。

また、ユーザーの遷移先やアクセスが多いタイミングを調べるなど、顧客のニーズを把握する用途でもログ解析は活用可能です。

2 ログ解析を行う方法

ログ解析を行う方法は、以下の3つに大きく分けられます。それぞれメリット・デメリットがあるので、違いを覚えておくと便利です。
ログ解析の主な方法と特長を見ていきましょう。

2-1 パソコンのイベントビューアーを使用する

Windows OSを搭載しているパソコンであれば、「イベントビューアー」機能を使用してパソコンの操作ログを収集できます。
イベントビューアーからは、システムログやアプリケーションログ、セキュリティログなどが確認可能です。

ただし、イベントビューアーのログは一定期間を過ぎると消えてしまいます。ユーザーがログを消去できるため、証拠となるログを消されてしまうリスクがある点も問題です。
イベントビューアーでログ解析を行ったものの、必要なログが手に入らなかったというケースも考えられます。

2-2 専用の解析ツールを使用する

パソコン操作やデータの送受信といったデータを収集する解析ツールや管理システムを活用して、ログ解析を行うことも可能です。
ツールごとに使用できる機能は異なるため、必要なデータを収集できるツールの選定が重要になります。

ログの管理や解析には専門的な知識が求められる点や、個人的に行った調査の結果は法的に有効な証拠としては使いにくい点にも注意が必要です。

⇒解析ツールのご紹介も承ります。ツールのお問い合わせはこちら

2-3 専門業者に依頼する

ログ解析を行うには、専門的な知識を備えた人材と時間が必要です。さらに、ログが法的に証拠として認められるには、適切な調査・保全が行われなければいけません。
個人でログ解析を行うと、調査に膨大な時間がかかった、手に入れた証拠が法的に認められなかったといった事態につながる恐れがあります。

インシデント発生後に本格的なログ解析が必要な場合は、デジタルフォレンジックの専門業者に依頼するのが確実です。
専門業者であれば、対象となる機器のログを迅速に収集・解析できます。法的証拠として活用することも可能です。

ロジテックのデジタルフォレンジックサービスは、Web閲覧履歴やファイル閲覧履歴、アプリケーションの実行履歴など、さまざまなログの調査に対応しています。
機器のログインや電源のオン/オフ、リモート接続、USB機器の接続履歴なども抽出可能です。

何らかの不正が疑われる際のログの調査や分析は、ロジテックにお任せください。

⇒ロジテックのデジタルフォレンジックサービス

3 ログ解析を行う際の注意点

不正な操作や不審なアクセス履歴など、ログ解析が必要な行為が疑われた際は、すぐにパソコンをネットワークから切断してください。
外部との接続を遮断しておけば、万が一ウイルスなどに感染していたとしても、被害が拡大するのを防げます。

また、自力で何とかしようと操作を続けた結果、証拠が消えたり、証拠の信頼性が失われたりする恐れがあります。インシデント発生後は、不用意な操作は控えることも重要です。

4 ログ解析はセキュリティ対策の要

ログ解析は、サイバー攻撃やデータの不正持ち出しといったインシデントの対応に欠かせない作業のひとつです。
適切にログを収集・解析すれば、証拠を保全したり、原因を特定したりすることができます。

ただし、ログ解析には専門知識が求められる点に注意が必要です。個人でログ解析を行おうとした結果、ログが証拠として使えなくなることも考えられます。
ログ解析を行う際は、必要に応じて信頼できる専門業者へ依頼することをおすすめします。

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