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レポート

写真1 3階建て重量鉄骨住宅で検証! 無線ルータ測定レポート
今回発売になるロジテックの無線ルータ“LAN-WN22/R”について、実際の環境でどれぐらいの性能を発揮できるのか、業界大手の住宅総合メーカーの協力を得てモデルハウスを使った性能実験を実施した。
■無線LANに過酷な3階建て重量鉄骨住宅
 性能実験に使用したモデルハウスは、3階建て重量鉄骨構造で、国内・海外主要国の特許認定を受けた世界水準の新構法を採用。強靱な躯体構造による高い耐震性を持った高性能住宅である。実際、外観はもちろんだが家の中に入って見渡すだけで、このモデルハウスがいかに重厚な作りをしているかが伝わってくる。ところが、このような住宅は無線LANの利用には適さない。重厚な構造が電波を弱め、転送速度を低下させてしまうからだ。このような住宅でもインターネットを快適に楽しめる無線LAN規格として「IEEE802.11n(Draft)」が注目されている。そこでロジテックでは、ファミリー層が購入しやすい価格帯で、3階建てでも満足のいく通信速度を実現で
きるモデルとして“LAN-WN22/R”を開発した。
■3階にも電波が届く“LAN-WN22/R”
  今回の新製品の開発テーマは「ファミリー層やゲームユーザーのパソコン初心者に、わかりやすく、やさしい商品」であった。
 通常メーカーは、実際の住宅を使って実験をすることはない。公称値を高くするために、最高の条件、最高の環境でテストを実施するからだ。同じ機器を室内でテストしても、見通しがよく電波の反射しないテスト環境と、重量鉄骨の一般住宅とでは、転送速度に大きな差が生じる。購入者が公称値だけを見て商品を比較した場合、条件の悪い環境でテストを行うことは明らかに不利になってしまう。
 今回、あえて3階建ての重量鉄骨住宅で過酷な実験を実施したのは、新製品がターゲットとするファミリー層や初心者が、非現実的なベンチマークテス トによるスピード比較よりも、「本当につながるのか?」を知りたいという意見を、さまざまな方面から多く聞いたからだ。そして3月末、テストモデルを使った実験が3階建て重量鉄骨のモデルハウスで行われた。
 1Fの和室を無線ルータの設置場所とし、3Fのリビングおよび洋室にノートパソコンを置いて実験した。
ノートパソコンの無線アダプタには、CardBus用の“LAN-WN23/CB”を使用している。
 この環境で、無線ルータと各パソコンとの間の実際のスループットを測定した。その結果、3Fリビング(F地点)で平均26.0Mpbs、3F洋室(E地点)で平均22.8Mbpsという伝送速度が得られた。この結果から見ると、LAN-WN22/R”とLAN-WN23/CB”の組み合わせなら、3階建て重量鉄骨住宅の1Fと3Fでも、無線LANを使って、ブロードバンド環境による快適なインターネット通信が実現できそうだ。一方、他社の同等品でも同様のテストをしたが、E地点では電波が不安定で正確な測定ができないという結果になった。
 今回の測定結果をもとにロジテックでは、住宅のタイプから無線ルータを選択するという新しい切り口の「目安」を提供することで、購入時の参考にしてもらえればと考えているとのことである。
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測定結果
(取材:Interface)
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