従来比1.5倍の通信速度450Mbps(規格値)を実現した3つのこばなし。

ロジテックの450Mbps無線LANルーターで利用可能な802.11nとは、『①ショートガードインターバル』、『②チャンネルボンディング』、『③MIMO』の3つの新技術により高速化された通信規格で、通信速度450Mbps(規格値)を実現しました。

1.ショートガードインターバル効果 データとデータの隙間を短くして、転送できるデータ量が増加!

車が道を走る時、ある程度安全な車間距離を保ちます。実は電波に乗って移動するデータにも車間距離のような隙間が存在しているのです。ショートガードインターバル効果とは、その隙間を少し詰めることにより単位時間あたりのデータ転送量を約10パーセント増やす技術です。

65Mbps(従来規格値)×約1.1倍=72.2Mbps

2.チャンネルボンディング効果 従来の2チャンネル分を合体使用で、データ転送量が約2倍に!

電波には無線通信で使える決められた周波数の範囲があり、1チャンネル分が使用できるのは20MHz帯幅分と決められていたのですが、2007年6月の電波法一部改正で無線通信の帯幅が40MHzに引き上げられました。チャンネルボンディング効果とは、隣合わせの関係にあるチャンネルを合体させ2チャンネル分の帯幅を使用して転送量を約2倍にする技術です。

72.2Mbps(ショートガードインターバル効果後)×約2倍=150Mbps

3.MIMO(マルチインプットマルチアウトプット)効果 送信・受信ができる3本のアンテナで、転送量3倍!

親機側と子機側がそれぞれ送受信出来る3本のアンテナを使い、送信側はデーターを3分割しそれぞれのアンテナを利用して3ルートで送信、受信側は3分割されたデータをそれぞれ3本のアンテナで受信します。MIMO効果とは、3ルートから集められた不完全な3つのデータを、高度な演算処理により1つの正しいデータに復元することにより、従来の3倍の転送量を実現する技術です。

150Mbps(チャンネルボンディング効果後)×3倍(3本アンテナの効果)=450Mbps

1.ショートガードインターバル効果 × 2.チャンネルボンディング効果 × 3.MIMO効果/3つの技術により最適化