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「CLV」「CAV」「ZoneCLV」「パーシャルCAV」 
 
 
記憶装置の記録方式にはCLV(Constant Linear Velocity:線速度一定)記録と、CAV(Constant Agular Velocity:角速度一定)記録があります。更に新しい記録方式として、LCW-G2410BSU,S24SU2等に搭載された「ZoneCLV(ZCLV,Z-CLV)記録」、LCW-Y2010BSU,Y2010BFUに搭載された「パーシャルCAV記録」があります。「ZoneCLV記録」、「パーシャルCAV記録」の登場によりエラーの発生を出来る限り抑えて安定した高速書き込みが可能になったのです!! 
 
 
      
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■CLV記録について 
 
 CLV記録はメディアの回転数を変化させて、内周から外周へ行くに従って回転を遅くする方式です。メディアの外周は内周よりも1回転の距離が長いため、この様に記録すると内周でも外周でも同じ速度で書き込みを行うことができます。従来のCD-R/RWユニットはこの記録方式を採用しております。 
 
 
 
 
◆書き込み速度 
 内周も外周も同じ速度 
 
◆メディア回転 
 内周アクセス時は高速、外周アクセスは低速 
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■CAV記録について 
 
 CAV記録は、デスクの回転数が常に一定です。そのため、メディアの外周では、内周よりも多くのデータを同じ時間で書き込むことになり、外周は高速に、内周は低速に書き込みを行います。 
 
 
 
 
◆書き込み速度 
 内周アクセス時は低速、外周アクセスは高速 
 
◆メディア回転 
 内周アクセス時も、外周アクセスも同じ速度 
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 従来のCD-R/RWユニットのようにCLV記録で高速な書き込みを行うことを考えてみましょう。CLV記録では、外周よりも内周でメディアが高速回転します。そのため、高速書き込み時には、内周でメディアの回転が非常に高速になり、振動などによるエラーが発生しやすくなります。 
 また、逆にCAV記録で内周から外周へと徐々に書き込み速度を上げようとすると、本当に高速に書き込めるのは最外周だけになってしまいます。CD-R/RWユニットは内周からデータを書き込むため、CAV記録ではかなり量のあるデータを書き込まないと価値が発揮できません。 
 
 
  
 
 
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■ZoneCLV(ZCLV,Z-CLV)記録について 
 LCW-S24SU2,S24U2,  G2410BSU,G2410BFUに搭載! 
 
 従来の問題点を解消するため、CD-Rメディアの書き込み時に「ZoneCLV」記録が採用されました。内周に近い部分では16倍速書き込みで回転数を抑え、内周から離れるにしたがって、20倍速、24倍速へと速度を切り替えて書き込みを行うのがこの記録方式です。 
 この記録方式により、エラーの発生を出来る限り抑えて安定した高速書き込みが可能になりました。 
 
参照:ZoneCLV、ZCLV、Z-CLVは各社ドライブメーカーの表記が異なるだけで内容は同等です。 
 
 
◆書き込み速度 
 内周も外周も同じ速度 
 
◆メディア回転 
 内周アクセス時は高速、外周アクセスは低速 
 
これらが書き込み速度のステップアップ毎に発生している。 
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■パーシャルCAV記録について 
 LCW-Y2010BSU,Y2010BFUへ搭載! 
 
 「パーシャルCAV」記録も「ZoneCLV」記録と同じ目的で作られた記録方式です。「パーシャルCAV」記録の場合、内周に近い部分ではCAV記録で回転数を抑え、書き込み速度が20倍速まで上がった時点でCLV記録に切り替えて、あとはコンスタントに20倍速で書き込みをいいます。 
 この記録方式でも「ZoneCLV」記録と同様に安定した高速書き込みが可能になりました。 
 
 
 
 
◆書き込み速度 
 内周から外周へ徐々に高速、書き込み速度が高速になると一定となる 
 
◆メディア回転 
 書き込み速度が一定になるまで同じ速度。一定になると外周に向かうにつれて低速となる 
 
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 −関連リンク− 
  ■パーシャルCAVについて (ヤマハ社) 
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