NDASテクノロジーとは  
ディスクストレージ技術のデベロッパーとして定評のある「Ximeta社」の技術で、標準的なファイルサーバで使用されるプロトコルと比較して、より高速にファイルアクセスを行うことができます。
一般的なネットワークストレージは、ファイルサーバなどのコントローラ(CPU)を必要とします。「NDAS」では、HD等のストレージをネットワーク上に直接接続して使用することができますので、サーバやコントローラを必要としません。「NDAS」方式で接続されたストレージは、OS上からローカルドライブとして認識されます。
一般的に使用されているネットワークプロトコル「TCP/IP」は汎用性に優れていますが、管理上のさまざまな情報が通信パケットに含まれますので、通信速度の面では不利となってしまいます。「NDAS」では、NDASストレージに特化し、TCP/IPを必要としない専用プロトコルを使用しています。シンプルなパケットで通信が行われますので、より速いデータ転送が可能となります。TCP/IPに影響を与えませんので、既存のネットワークへの増設でも安心です。



NAS製品とのちがい  
 ネットワークに接続して利用するHDという点ではNAS製品もNDASテクノロジー採用製品も同じですが、中身は別ものです。それぞれの違いとおすすめの利用環境をご紹介します。

機能比較
比較項目 NDAS NAS 解説
アクセススピード NDASは専用のプロトコルを使用することにより、TCP/IPのように多くの管理情報をパケットに含ませず、シンプルなパケットで通信することで高速アクセスを実現。100BASE-TXながらギガビットイーサネットと同等のアクセススピードを実現しています。
導入時設定 NDASはネットワーク接続でありながら、導入時の設定はドライバのインストールとアクセスキーを入力するだけ。ネットワークに関する知識を必要としません。
ユーザー管理 NDASのユーザー管理は、アクセスキーの配布による簡単なもので、NASのようにユーザー登録といった作業が不要ですが、共有フォルダに対してユーザーやグループによるアクセス権の設定などはできません。
異プラットフォーム間の
データ共有
× NDASはWindows環境で利用する場合には、NTFSでのフォーマット、Macintosh環境で利用する場合には、Mac OS拡張フォーマット(HFS+)でフォーマットを行う必要があるため、NASのようにWindwosとMacintosh間でデータ共有を行うことはできません。
価格 NDASはコントローラ(CPU)を搭載していないため、外付HDと同等の低価格を実現。NASのように管理機能等は搭載していないものの、ネットワーク接続型HDとしては抜群のコストパフォーマンスを実現しています。


おすすめの利用環境
NDAS NAS
独自のプロトコルを使用する為、ネットワークの知識は一切不要。アクセススピードも高速で、しかも一般的な外付HDと同等の低価格。
WinとMacで共用することはできないが、同一環境内で手軽にファイル共有したいならこちらがおすすめ。USB 2.0でパソコンと接続できるのもポイント!
多少のネットワークの知識が必要だが、アクセス権などを設定することや、異なるOSでのファイル共有も可能。
CPUやメモリを搭載しているため相応の価格になるものの、異なるOSが混在している環境や、対象ユーザーが多い場合にはこちらがおすすめ。プリントサーバ機能やRAID機能などを搭載した製品など、多彩な製品ラインナップもポイント!


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