データ復旧サービス導入事例

データ復旧の難易度の目安

このページでは、皆様の参考情報のために、データ復旧の難易度の目安や、なぜそれが難しいのか(あるいは簡単なのか)などをご説明いたします。

損傷(障害)の種別 損傷の程度 修復の難易度
物理障害 重度の損傷 高+
中程度の損傷 高   
軽度の損傷 中+
論理障害 重度の損傷 中+
中程度の損傷 中   
軽度の損傷 低   


※ こちらはあくまでも皆様の理解のための「(細かいことを省略した)目安」です。実際の復旧作業では、その「細かいこと」が重要になるため、必ずしも、このページに記した難易度の目安金額と見積とが一致しない場合がることをご了承ください。

データ復旧、難しい場合と簡単な場合の違い

物理障害とは? 論理障害とは?

物理障害とは、大きくは、ディスクが物理的に損傷している状態、いわゆる「ガリッとやってしまった状態」のことです。一方、論理障害とは、「ディスクそのものは無事だけれど、そこ書き込まれたデータが、何かの拍子に不正になってしまった状態」のことです。

一般的には、物理障害は復旧が難しく、論理障害は復旧が比較的、簡単です。

論理障害の復旧が比較的簡単なのはなぜか。

ハードディスクの中には大量のファイル(データ)があります。これらデータは、データ本体と管理情報部分、例えるなら「本文」と「目次」とで構成されていると例えることができます。
OSは、この「目次情報」を頼りに、本体データ(ファイル)を読み取っています。ということは目次が損傷してしまうと、例え本体が無事であっても、読み取れなくなります。
論理障害の多くは、この「目次」の部分のデータが乱れてしまうことが原因です。
しかし、とにかくファイルは読めないわけですから、皆様からは「ディスクが壊れた」と見えます。

目次が壊れても本体まで壊れるわけではない 〜 論理障害の場合

壊れているのは「目次」の方であり「データ本体」は無事ですから、理屈から言えば、目次さえ修復すれば、データは再び読めるようになります。では、目次の修復というのはそんなに簡単なのかという話ですが、結論から言うと、目次データの壊れ方にはけっこう規則性があるので、修復もその規則を裏読みすれば良いことになり、案外に簡単です。

ちなみにWidowsなどでデータを「ゴミ箱」から削除すると、もう復旧は不可能な気がしますが、あれも目次情報を抹消しているだけで、データ本体を削除しているわけではないので、データ復旧は不可能ではありません。

「使い終わったハードディスクをフォーマットしたとしても、情報漏洩の危険はまだ残っている」と言われることがあります。フォーマットというのは、大きくは、ディスクという広大な平面に、規則正しくタテヨコ直線を入れて碁盤目を作るような行為です。京都は、道路が碁盤目に区画されていますが、フォーマットとは、「今あるディスクに碁盤目の区画を入れ直すこと」と解釈してもそれほど間違ってはいません。

仮にある野原に碁盤目に線を引いたとしても、野原の草そのものを除去するわけではありません。同様に、今あるハードディスクをフォーマット(碁盤目化)したとしても、データ【本体】が抹消されているわけではありません。したがって、フォーマットしたハードディスクから、データを拾い出すことは、困難ではあっても不可能ではありません。

では、論理障害は、市販のデータ復旧ソフトを使って回復すればよいのか?

電機店のソフトウエア売り場に行くと、「データ復旧ソフト」が販売されています。最近はフリーウエアもあるようです。ではデータが読めなくなった場合は、これらのソフトを使えば良いのでしょうか。

結論から言うと、軽度の論理障害であれば、おおむねOKです。軽い論理障害であれば市販のデータ復旧ソフトでキレイに治ってしまうことも少なくありません。

例えばデジタルカメラのSDカードの中の画像データが読めなくなった場合で、「最悪、直らなくても仕方がない」という覚悟ができているのなら、市販のデータ復旧ソフトを試してみるのが良いでしょう。

SDカードやmicro SDでは、物理障害(ガリッとやる)状態は、ハードディスクに比べて生じにくく、ほとんどの損傷は論理障害だと予測されるからです。

では、ハードディスクの障害回復に市販のデータ復旧ソフトを使うことのリスク

先ほどの話に基づいていえば、「軽度の論理障害ならば、市販のデータソフトを使って直すことも可能」ということになります。

しかし、一方で、ハードディスクのデータ復旧に、データ復旧ソフトを使うことには、次のようなリスクもあります。あります。

  1. リスク1:
    ハードディスクが読めない原因が、論理障害なのか、物理障害なのかは、一般ユーザーの皆様が見分けることは困難

    ※ ハードディスクはSDカードなどに比べ、物理障害が起きやすい媒体です(理由は後述)。

  2. 物理障害が起きているハードディスクに、データ復旧ソフトを施すと、障害がさらに悪化する可能性が高い。

    大きくは、物理障害とは「ガリッとやってしまった状態」のことです。そこにデータ復旧ソフトによる復旧を施した場合、その復旧には、たいてい30分以上の長時間がかかるので、すなわち30分間、ガリッ、ガリッ、ガリッとディスクを傷つけ続けることになります。原則として、物理障害からの復旧はワンチャンス、最初の一回にそっと丁寧に行うことが重要です。データ復旧ソフトの使用は、この原則に反しているといえます。

物理障害の復旧はなぜ難しいのか

「目次」が壊れているだけの軽度の論理障害の場合、パソコンは分解せず、OS上から修復することも可能です(だって、物理的には損傷がないわけですから)。

しかし、ディスクをガリッとやった物理障害の場合、復旧は格段に複雑になります。物理障害からの回復は、一般的には、次のような手順を踏みます。

第一ステップ:調査

  1. パソコンを分解してハードディスクを取り出します。
  2. クリーンルームで、そのハードディスクのフタを開けて、ディスク(円盤)そのものを取り出します。
  3. 特殊な装置を使って、その円盤から、データを慎重に読み出します(物理障害が起きている箇所を避けながら読みます)
  4. 読み出したデータを【別の】媒体に保存します(元のハードディスクはもういじらない))
  5. その媒体の上でデータを調査し、復旧可能なデータ(ファイル)を調べ、リスト化します。
  6. それら「復旧可能なファイルのリスト」をお客様にお見せして、実際の修復作業に着手するかどうかをご判断いただきます。

    (着手せよと返答いただいた場合は、データ修復を実行)


このように物理障害からの復旧は、クリーンルームの中で、ハードディスクを分解して、慎重に行うという、非常にデリケートな作業なのです。

たとえで言うならば、論理障害からの回復は、薬を飲めば直る世界ですが、物理障害からの復旧は、一種の「手術」です。

参考情報:ハードディスクではなぜ物理障害が起きやすいのか。

ハードディスクは、データを磁気情報として蓄えています。同じく磁気で情報を持っている媒体として、カセットテープやビデオテープがあります。今でも、大規模なシステムのバックアップには媒体としてテープが使われています。

テープ媒体の場合、テープにヘッドを密着させる形で、データを読み書きしますが、ハードディスクの場合は、ヘッドを密着させることはありません。ディスクには直接触れないよう、ほんのわずかに浮いた状態で、データを読み書きします。浮いている時のヘッドとディスクの間隔は実に10ナノミクロン以下(一ミリの一万分の一以下)です。。仮にヘッドを航空機と見なすと、実に地上60センチの距離を飛行し続けるような、「スレスレの距離感覚」なのです。

このようなスレスレの状態でデータにアクセスし続けるハードディスクでは、ガリッと接触してしまう物理障害が生じやすいということは、容易にご理解いただけると思います。

Macでのデータ復旧はなぜ難しいのか

大きくは、MacとWindowsを比べた場合、Macの方がデータ復旧は困難です。その理由は、「Macの筐体は分解しにくい」「Macは、OSやファイルシステムの公開情報が、Windowsに比べると少ない」という二つです。

  1. 「Macの筐体は分解しにくい」

    Windowsのノートブックの場合、ひっくり返せば、ハードディスクの場所は一目瞭然であり、ネジを外せば、ディスクは簡単に取り出せます。一方、デザインを重視するMacノートブックの場合、裏返しても、そうしたネジ類はなく、スッキリしています。しかし、このデザインは、見た目は格好良いのですが、分解するのは大変です。具体的には、「このノートの場合、ここに力を加えて、グッと押せばパカッとふたが空く」のようなコツが必要になります。このコツを無視して、無理に力を加えると、筐体あるいはハードディスクが損傷することになります。
  2. 「Macは、OSやファイルシステムの情報が、Windowsに比べると少ない」

    Macもひと頃に比べるとだいぶシェアが回復してきましたが、それでも世の中全体ではWindowsマシンの方が数は多く、したがってOSやファイルシステムの情報もWindowsの方が多く公開されています。ハードディスクの管理手法の部分は、MacもWindowsも、それほど違いはないのですが、やはり微細な部分では差異があります。そして、データ復旧のようなデリケートな作業の場合は、その微細な差異の情報が重要になることがしばしばあるのです。

以上が、Macでのデータ復旧が、Windowsでのそれよりも難しくなる理由です。

なおロジテックの技術者の中には、Mac好きが嵩じて、ついに技術書を執筆するに到った人がいます。手前味噌で恐縮ですが、ロジテックは、Macのデータ復旧には強い会社です。



RAIDへの過信は禁物です!

RAIDが通常のハードディスクよりデータ復旧力が優れていることは事実。しかし…
    RAIDは、データ保存力(回復力)に優れた構成であると言われます。特にRAID5という構成の場合は、それを構成する複数のディスクのうち、もし一本が壊れたとしても、他の3本がそれをフォローするので、データが消えることはありません(※)。このように、RAIDは、普通の一本構成のハードディスクと比べて、確かにデータ保存力(回復力)の点で優れています。

    しかし、過大評価は禁物です。実際には、RAIDであっても壊れます。現実に、ロジテックには日々、壊れたRAIDのデータを修復してほしいという依頼が来ています。

    頑丈で、データ回復力に優れているはずのRAIDなのに、なぜ壊れてしまうのでしょうか。ここではその理由をご説明いたします。

ポイント1.「RAIDにもピンからキリまである」
    「RAIDだから大丈夫!」「RAIDでありさえすれば頑丈」という考え方は間違っています。

    RAIDとは規格・方式の名前であり、例えて言うならば「トラック」に相当します。トラックといっても、軽トラから、巨大トラックまでさまざまです。同じトラックといっても、工事現場で使うような巨大なトラックなら頑丈でしょうが、軽トラならぶつければ壊れてしまうでしょう。

    RAIDの場合も同じです。量販店で売っているような安いRAIDから、データセンターで使われている高価なRAIDまでさまざまです。高価なRAIDなら頑丈でしょうが、安いRAIDは軽トラと同じで壊れやすいといえます。

    ちなみに、RAIDというと、軍隊の名前のようで如何にも強そうですが、これの正式名称は、Redundant Array of Inexpensive Disk(安いディスクを連結して冗長性を高めたもの)であり、実は弱々しい内容です。1テラの容量を得ようとするときに、1テラのディスク一本を買うのは、お金がかかるので、250GBを4本つなげれば何とかなるんじゃないかなという、節約の発想ともいえます。

ポイント2.「RAIDであっても、時が経てば劣化して壊れるのは普通のディスクと同じ」
    RAIDといっても、それを構成するディスク一本一本は、「フツーのディスク」です。したがって、フツーのディスクが5年使えば経年劣化して壊れるというのであれば、RAIDもまた5年で壊れると考えるべきです。


ポイント3.「RAIDだから、酷使しても大丈夫というわけではない」
    繰り返しになりますが、RAIDの実態は「フツーのディスクの集まり」です。酷使し続ければ壊れます。

ポイント4.「RAIDのデータ修復の基本手順」
    RAIDは複数のディスクの集まりですが、WindowsなどOSからは、単なる一本のディスクに見えてシンプルです。これは、RAID機器側に搭載されているLINUXなどのOSが、複数のディスクが一本のディスクに見えるよう、いろいろ複雑なことをして頑張っているおかげです。このような複雑な裏方を持つRAIDのデータの修復は、通常のハードディスクに比べても手順が複雑になります。

    例えばディスク四本構成のRAID5のデータ修復が依頼された場合、その修復手順は、原則として、次のようになります。

    1. その四本のディスクから、データを吸い出してのコピー4本を作る。
    2. その四本のコピーを、解析し、損傷箇所を修復する。
    3. 修復した四本のLINUXなどで制御する形で、RAID構成の一本のディスクにする。
    4. データが修復されたことを確認する。

    要するに、修復の度に、RAID機器ひとつを、毎回手作りしているイメージだとお考えください。 

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パソコン/外付けHD/メモリ/調査費用「無料」

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※復旧不可能な場合、調査費用及びデータ復旧費用はかかりません。復旧に成功した場合のみ費用をお支払いただく成功報酬型のサービスです。


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